今晩は施工監理担当の広瀬です。
前回に引き続き床暖房についてお話します。
最初に基礎蓄熱床暖房です。
前回までの床暖房とは異なる床暖房方式になります、先の床暖房は床仕上げ材のすぐ下に熱源を設置するタイプですが、こちらは床下空間があって、その空間を暖めますこの基礎蓄熱床暖房はベタ基礎の上に断熱材を敷きその上にパイプを張り巡らせます、この上に10㎝ほどコンクリートを打設してパイプをコンクリートに埋め、温水を流してその熱をコンクリートに蓄熱させて 床下空間から床面、壁面、天井と家全体を暖める方式です。
この暖房のメリットして基礎のあるところ全面にパイプが敷いてあるので家の床全面が暖かくなり、廊下やトイレ、脱衣場にフロなど家全部が暖かくとても快適に過ごせます。
デメリットは導入費用が200万円以上と高価です、設置すると快適に暮らして頂けるのはわかっているものの費用が掛かるとなるとお薦めもしにくいですし、したとしても採用するのに躊躇されてしまいます。
それと11月、4月頃の温度調整に少しコツが要ることです。
この基礎蓄熱床暖房と同じ快適さを実現でき、かつ費用も抑えられる方式があります。
床下エアコンなる方式です。安価な費用で快適にすごすことができるこの方式を習得してご提案しています。
玄関タイルも暖かい
裸足でタイルに乗ると足裏が暖かいです。長靴に付いていた雪も溶けて水滴がタイルの上に落ちて濡れますがしばらくすると乾いて水滴は無くなります。
床下エアコン
上記の基礎蓄熱床暖房と同じく床下空間から、床面、家全体を暖める方式で、文字通り床面に穴を開けてエアコンを取り付け床下空間に温風を送って床下空間から床面、家全体を暖めます。
メリットは基礎蓄熱床暖房と同じく床下空間全面を暖めるので足元の寒い箇所がなく家全体が暖まるのでとても快適です、導入費用も30万円ほどで先の基礎蓄熱床暖房よりずいぶん費用が抑えられ温度調整もコツは不要です。
デメリットはエアコン本体が床から出っ張っているので見た目が悪いのと、つまずかないように収納スペースや台などが必要です、それと1階と2階の温度差が2℃ほど、隅の方も2℃ほど温度差があります。
床下暖房はこれでお終いです。
新築、増改築をお考えの方はぜひ検討してみて下さい。